琉球赤瓦漆喰協組が講演会

 

沖縄県琉球赤瓦漆喰施 工協同組合(田端忠代表 理事)は12日、熊本県瓦工業組合の末吉真也氏 (有)丸宗瓦取締役を招 いた講演会を那覇市の沖縄県職業能力開発協会で開いた。末吉氏は2019年に開催された第30回技能グランプリ (かわらぶき部門)で最高賞の金賞を受賞。これまで数多くの文化財や神社仏閣の工事に携わり、奈良県の法隆寺大講堂の葺き替え工事や熊本県熊本城天守閣復旧工事などに参加してきた。

「熊本城復旧および法隆寺瓦葺き工事の経験をとおして」と題して講演した末吉氏は、熊本城復復旧工事の工法などについて解説。震災前に土葺きだった熊本城は、復旧にあたって土を使用しない浅葺きにし、釘と銅線ですべての瓦を固定したことなどを紹介した。

また、首里城の復旧について末吉氏は「瓦は建物の履歴書と表現されることもある。首里城の火災で焼け残った瓦にどのような意味があるのか、28年前に命がけで首黒域の再建に尽力された先人の偉業を500年・1000年後に伝えることができるのは、残された瓦と首里城の再建に関わる沖縄の皆さんにしかでき ない」と強調。

「どのように再建していくかは沖縄の皆さんで決めることが大事」と思いを語った。講演後、組合の田端代表理事は「今回の講演は良い刺激になった。 技術に対する向上心や道具に改良を加えるなど学ぶと ころがたくさんあり、組合としても取り入れていきたい」と意欲を示した。